2026/10/07
雨漏りしていないから大丈夫?雨や風の後に確認してほしい屋根のポイント

雨が続いたり、強い風が吹いたりした後、
「雨漏りしていないから、屋根は大丈夫だろう」
と思っていませんか?
実際には、雨漏りがまだ起きていなくても、屋根に異常が見つかることがあります。
私が屋根を点検していても、雨漏りそのものより先に、**「このまま放っておくと雨漏りにつながるかもしれない」**という状態を見つけることがあります。
今回は、雨や風の後に私が特に気をつけて見ているところを紹介します。
屋根より高い木がある家は要注意
以前、屋根より高い木が近くにある家で、枝が落ちて瓦が割れていたことがありました。
普段は何も問題がなくても、強風などで枝が落ちてくれば、瓦が割れてしまうことがあります。
屋根の上は普段なかなか見ることができません。
そのため、強い風が吹いた後などは、家の周りから見える範囲だけでも確認してみるとよいと思います。
特に、屋根の近くに大きな木がある家では、枝だけでなく、落ち葉にも注意が必要です。
谷樋に落ち葉が詰まっていることもあります
雨の後に気をつけたい場所の一つが**谷樋(たにどい)**です。
谷樋は、屋根に降った雨を集めて流す部分です。
ここに落ち葉などがたまると、雨水がスムーズに流れなくなることがあります。
実際に点検した現場でも、谷樋に落ち葉が詰まっていたことがありました。
一見すると「雨漏りしていないから大丈夫」と思ってしまいますが、雨が続けば水の流れが悪くなり、屋根に負担をかけることがあります。
ただし、谷樋を確認するために、ご自身で屋根に上がるのはおすすめしません。
地上から見える範囲で確認し、気になるところがあれば屋根を見られる業者に相談してください。
隅棟が崩れかかっていたことも
別の現場では、隅棟が崩れかかっている状態を見つけたこともあります。
こうした部分も、雨漏りが起きてからではなく、早めに状態を確認しておくことが大切です。
また、屋根だけではなく、地上から確認できる軒樋(のきどい)の外れなども見ておきたいところです。
軒樋が外れていれば、雨水が本来とは違う場所に流れてしまうことがあります。
天井に「今までなかったシミ」がないか
屋根に上がらなくても、家の中で確認できることがあります。
例えば、天井に今までなかったようなシミが出ていないか。
雨が続いた後に新しいシミが出てきたのであれば、何らかの原因で水が入り込んでいる可能性があります。
ただし、天井のシミがあるからといって、必ずしもその真上が雨漏りの原因とは限りません。
雨水は屋根の中を伝って移動することがあります。
そのため、雨漏りの調査では「シミの真上だけ」を見るのではなく、水がどこから入って、どのような経路を通ってきたのかを確認することが大切です。
雨漏りしてからではなく、気になった時に
雨や風の後に、
- 瓦が割れていないか
- 屋根の近くに木や枝がないか
- 谷樋に落ち葉がたまっていないか
- 隅棟などに異常がないか
- 軒樋が外れていないか
- 天井に今までなかったシミがないか
こうしたところを、まずは安全な場所から確認してみてください。
もちろん、雨漏りしていないからといって、必ず修理が必要というわけではありません。
屋根の状態を見て、今すぐ直すべきなのか、しばらく様子を見てもいいのかを判断することも、屋根職人の仕事だと思っています。
雨や風が強かった後に「ちょっと気になるな」と思ったら、無理に屋根へ上がらず、一度ご相談ください。
雨漏りしてからではなく、雨漏りする前に気づけることもあります。
貞瓦店では、実際の屋根の状態を確認したうえで、その家に必要な対応を一緒に考えています。








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