2026/10/29
雨樋から水があふれるのはなぜ?瓦職人が教える詰まりの原因と修理のポイント

雨が降ると、雨樋から水があふれている。家の周りに水が飛び散っていたり、外壁が濡れていたりする。
そんな症状があっても、「雨樋が詰まっているだけだろう」と、そのままにしていませんか?
雨樋から水があふれる原因は、落ち葉などの詰まりだけではありません。雨樋の傾きや金具の傷み、竪樋の破損など、さまざまな原因が考えられます。
今回は、屋根工事を行う貞瓦店が、雨樋の詰まりの原因と点検・修理のポイントについてお話しします。
雨樋に詰まるのは落ち葉だけではありません
雨樋が詰まりやすい家には、いくつかの特徴があります。
例えば、近くに大きな樹木や竹藪がある家です。風で飛んできた葉や枝などが雨樋にたまり、雨水が流れにくくなることがあります。
また、現場では意外なものが詰まっていることもあります。
洗濯物や、子供が遊んでいたボール、バドミントンの羽などです。こうした物が雨樋や集水器に入り込むと、水の流れを妨げる原因になります。
さらに、雨樋にたまった落ち葉が腐って土のようになり、そこから草が生えていることもあります。
雨樋は、屋根に降った雨水を集めて、決められた場所へ流すための設備です。詰まりを放置すると、雨水があふれて外壁を濡らしたり、想定していない場所へ流れたりすることがあります。
職人は雨樋のどこを確認するのか?
雨樋から水があふれている場合、貞瓦店では、まず目で見て、どこから水があふれているのかを確認します。
そのうえで、次のような点をチェックします。
- 雨樋の傾き:雨水が集水器に向かってきちんと流れる勾配になっているか
- 雨樋を支える金具:金具が歪んだり、傷んだりしていないか
- 竪樋の状態:外れていたり、割れていたりしていないか
- 詰まりの有無:落ち葉や異物などが水の流れを妨げていないか
雨樋は、取り付けてあればそれでよいというものではありません。水が集水器に向かって流れ、竪樋を通って排水される必要があります。
落ち葉を取り除くだけで改善する場合もあれば、経年劣化や金具の歪みなどによって、雨水がうまく流れなくなっている場合もあります。
原因を確認せずに掃除だけをしても、症状が改善しないことがあるため、状態を見極めることが大切です。
雨樋の修理は、掃除や部分交換だけでよい?
樹木が近くにある家では、定期的に落ち葉を掃除することが大切です。雨樋に落ち葉がたまりやすい環境では、詰まりが繰り返されることもあるため、早めに状態を確認しておくと安心です。
一方、経年劣化などで雨水がうまく流れなくなっている場合は、雨樋の勾配を調整することで改善できることがあります。
ただし、雨樋の傷みが進んでいる場合には、部分的な修理だけでは十分でないこともあります。
私としては、雨樋を交換するのであれば、傷んだ一部分だけを交換するよりも、同じ面や通りにある部分をまとめて交換する方法をおすすめしています。
部分的に新しくしても、周囲の雨樋が古いままであれば、別の場所に不具合が出る可能性があるからです。もちろん、実際にどこまで交換する必要があるかは、雨樋全体の状態を確認したうえで判断します。
すべての家で全面交換が必要というわけではありません。掃除や勾配調整で改善できるのか、部分的な修理でよいのか、交換した方がよいのかを見極めることが大切です。
雨樋の点検は無理をせず、地上から確認しましょう
雨樋の詰まりが気になっても、ご自身で屋根に上ったり、はしごを使って高い場所を確認したりするのは危険です。
まずは地上から見える範囲で、雨樋に落ち葉がたまっていないか、雨水があふれていないかを確認してください。
雨が降っているときに水があふれている場所が分かれば、修理を依頼するときにも役立ちます。ただし、雨の中で無理に確認する必要はありません。
雨樋の詰まりや水の流れが気になる場合は、屋根や雨樋の状態を確認できる専門業者に相談しましょう。
貞瓦店は、原因を確認して必要な工事を考えます
雨樋のトラブルは、落ち葉を取り除けば解決する場合もあれば、勾配の調整や交換が必要な場合もあります。
大切なのは、症状だけを見て工事を決めるのではなく、なぜ水があふれているのかを確認することです。
貞瓦店では、屋根だけでなく、雨樋の状態も確認しながら、必要な工事を考えています。
加茂郡・可児郡・美濃加茂市・可児市周辺で、雨樋から水があふれる、落ち葉が詰まっている、雨樋の傾きが気になるといったお困りごとがありましたら、お気軽にご相談ください。
屋根や雨樋のことで気になることがあれば、まずは状態を確認することから始めましょう。
屋根や雨樋の状態が気になる方は、無理にご自身で屋根に上らず、貞瓦店までお気軽にご相談ください。
▶ 雨漏りの原因は瓦だけじゃない?屋根職人が教える原因の見つけ方

前の記事 : 築30年以上の瓦屋根、葺き替えはいつ考える?屋根職人が伝えたい判断のポイント
次の記事 :







施工事例













