2026/11/02
冬になると天井が濡れる?雨漏りだけではない「結露」と「すがもれ」の原因

冬になると、天井にシミができたり、屋根裏が濡れていたりすることがあります。
「雨が降っていないのに、なぜ天井が濡れているの?」
「屋根から水が入っているのでは?」
このような症状があると、雨漏りを心配される方も多いと思います。
しかし、冬場に起きる水濡れは、必ずしも雨漏りが原因とは限りません。屋根の結露や、雪・氷の影響によって起こる「すがもれ」の可能性もあります。
今回は、屋根工事を行う貞瓦店が、冬場に注意したい結露とすがもれについてお話しします。
雨漏りではないのに水が出る?冬場に起こる結露
結露というと、窓ガラスに水滴が付く様子を思い浮かべる方が多いと思います。
実は、屋根でも結露が起きることがあります。
原因の一つは、外部と内部の温度差や湿度です。屋根の構造や断熱材の状態によっては、屋根の内側で結露が発生し、水滴となって天井や屋根裏を濡らすことがあります。
私が現場で経験した例では、増築部分に設けられた箱樋で結露が起きていたことがありました。
箱樋は外部と直接接する部分ですが、断熱材などが入っていない構造の場合、内外の温度差によって結露が発生することがあります。
このように、屋根から水が落ちてきたからといって、すぐに雨漏りと決めつけることはできません。
すがもれとは?雪や氷が原因で起きる屋根のトラブル
冬場に注意したいもう一つの現象が「すがもれ」です。
すがもれは、雪や氷の影響によって屋根から水が入り込む現象です。
屋根に積もった雪が日中の温度変化などで溶け、流れた水が凍結した部分などにせき止められると、通常とは違う水の流れが生まれます。その結果、屋根材の接合部などから水が入り込むことがあります。
私が現場で経験したものでは、勾配が緩い屋根で、屋根材と屋根材の接合部分からすがもれを起こしていたケースがあります。
屋根材の種類や勾配、施工方法などによっても状況は変わるため、屋根の状態を確認することが大切です。
雨漏り・結露・すがもれを見分けるには?
天井にシミができたり、水が落ちてきたりした場合、見た目だけで原因を判断するのは難しいことがあります。
貞瓦店では、まず屋根に上がって雨漏りの原因となる部分がないかを確認します。
そのうえで、お客様に水濡れが起きたときの状況をお聞きします。
例えば、
- 雨が降ったときに水が染み出るのか
- 雪が積もった後に水が染み出るのか
- 寒い日の朝や気温が変化したときに起きるのか
- 毎年同じ時期に症状が出るのか
こうした状況を確認することで、原因を絞り込む手がかりになります。
雨漏りではないことを確認したうえで、結露やすがもれが起きる仕組みをお客様に説明するようにしています。
すがもれは修理できる?結露はどう対応する?
すがもれについては、原因となっている屋根の状態を確認し、必要な修理を行うことで改善できる場合があります。
一方、結露については、屋根だけの問題ではないこともあります。
断熱材の不備や、室内の湿度、換気など、住宅内部の環境も関係してくるため、屋根だけを直せば必ず解決するとは限りません。
そのため、結露の場合はお客様と状況を相談しながら、どのような修理や対策が必要なのかを考えていきます。
原因をきちんと確認せずに屋根だけを修理してしまうと、症状が改善しない可能性もあります。
冬場の水濡れも、まずは原因を確認することが大切です
冬になると、天井や屋根裏が濡れる原因には、雨漏りだけでなく、結露やすがもれも考えられます。
大切なのは、症状だけを見て修理を決めるのではなく、いつ、どのような状況で水が出るのかを確認し、原因に合った対応をすることです。
貞瓦店では、屋根の状態を確認し、お客様のお話も聞きながら、原因を見極めることを大切にしています。
加茂郡・可児郡・美濃加茂市・可児市周辺で、冬場に天井のシミや屋根裏の水濡れが気になる方は、お気軽にご相談ください。
雨漏りなのか、結露なのか、それともすがもれなのか。まずは原因を確認することから始めましょう。

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