2026/09/14
秋になる前に確認したい屋根と樋 瓦職人が見るポイント

秋になると、木の葉が落ち始めます。
家の周りに高い木があったり、竹藪が近くにあったりすお宅では、屋根や樋に落ち葉がたまっていないか、一度確認しておくことをおすすめします。
特に注意したいのが軒樋と屋根の上の落ち葉です。
軒樋は、詰まると雨水を排水できません
軒樋には、屋根から流れてきた雨水を受けて、排水する役割があります。
ところが、落ち葉などがたまって詰まってしまうと、雨水をうまく排水できなくなります。
そのため、軒樋を点検する際には、単純に「落ち葉があるか」だけではなく、
- 落ち葉が詰まっていないか
- 金物がきちんと固定されているか
- 樋がたわんでいないか
- ゆがみがないか
といったところも確認します。
特に樋がたわんでいると、その部分に水がたまりやすくなります。
屋根の上の落ち葉は、下から見えないことがあります
屋根の場合も、落ち葉には注意が必要です。
屋根の上に落ち葉があっても、地上から見ただけでは分からないことがあります。
実際に屋根に上がってみると、落ち葉が堆積していることがあります。
また、瓦と瓦のすき間に落ち葉がはさまることで、毛細管現象によって雨水が入り、雨漏りにつながることもあります。
だからこそ、家の周りに高い木や竹藪がある場合は、定期的に屋根の状態を確認しておくことが大切です。
屋根だけでなく、周囲の環境も見ます
屋根の傷み方は、屋根そのものだけで決まるわけではありません。
例えば、
近くに高い木がある。
竹藪が近い。
落ち葉が多い。
こうした環境では、屋根や樋に落ち葉がたまりやすくなります。
また、日当たりの悪い屋根なども、定期的に状態を確認しておきたい場所です。
屋根を長く使っていくためには、その家の周りの環境まで含めて屋根を見ることが大切だと私は考えています。
まずは軒樋がきちんと排水できているか
秋から冬にかけて、まずは確認してほしいのは、
「軒樋がちゃんと排水できているか?」
ということです。
雨が降ったときに、樋から水があふれていないか。
樋にたわみやゆがみがないか。
落ち葉が詰まっていないか。
こうしたところを確認してみてください。
ただし、屋根の上は高所なので、無理に自分で確認する必要はありません。
特に屋根の上に落ち葉が堆積しているかどうかは、下からでは分からない場合があります。
「うちは大丈夫かな?」と思ったら、屋根の専門業者に点検してもらうのも一つの方法です。
雨漏りしてから見直すのではなく、今の屋根がどんな状態なのかを知っておく。
それが屋根を長持ちさせるために大切なことだと、私は考えています。

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