「瓦がズレている?」屋根の職人はどこを見て判断するのか

「屋根の瓦が少しズレているように見える」
「以前より瓦の並びが変わった気がする」
屋根を見て、そんなふうに感じたことはありませんか?
瓦のズレは、見た目だけでは判断しにくいことがあります。
実際に屋根を点検するとき、私が見ているポイントの一つが、瓦の“通り”です。
屋根の上から見るときは、全体を見る
屋根の上に上がって点検するときは、まず屋根全体を一通り見ます。
瓦が割れていないか、浮いていないか、ズレていないかなど、一部分だけを見るのではなく、屋根全体の状態を確認します。
一方、地上から屋根を見る場合は、以前からお話ししている**「線」**を見ることがあります。
瓦がきれいに並んでいる屋根は、瓦の重なりによって一定のラインができます。
そのラインがきれいに通っているか、途中で不自然になっていないかを見ることで、瓦がズレている可能性に気付くことがあります。
平部の瓦は「線」が分かりやすい
特に平部の瓦は、瓦同士の重なりのラインが重要です。
遠くから屋根を見たときに、
「この部分だけラインが少し変だな」
というところがあれば、瓦がズレている可能性があります。
もちろん、ラインが少し不自然だからといって、必ず瓦がズレているとは限りません。
大切なのは、「なぜズレたのか?」を確認することです。
ズレている瓦だけ直せばいいとは限りません
瓦がズレている場合、何かしらの原因があります。
例えば、瓦を固定している部分に問題があるのか、下地に問題があるのか、以前の施工方法によるものなのか。
原因を確認せずに、ズレている瓦だけを元に戻しても、また同じような症状が起こることがあります。
だから私は、瓦がズレているのを見つけたときには、「どうしてズレたのか」まで確認することが大切だと考えています。
屋根は一見すると、瓦が一枚ずつ並んでいるだけに見えるかもしれません。
でも実際には、瓦の重なり方や固定方法、屋根の形状など、いろいろなものが関係しています。
屋根の点検は、屋根工事の職人に
屋根の状態が気になったときは、できれば屋根工事を実際に行っている職人に見てもらうことをおすすめします。
営業の方でも屋根を見ることはできますが、瓦の細かなズレや施工状態など、細部まで確認するには、やはり実際に屋根工事をしている職人だからこそ分かることがあります。
「瓦がズレているように見えるけど大丈夫かな?」
「屋根を一度見てもらった方がいいかな?」
そんなときは、まず専門の職人に状態を見てもらうことが安心につながります。
瓦のズレは、ズレている瓦だけを見るのではなく、屋根全体の状態と“線”を見る。
これも、私が屋根を点検するときに大切にしているポイントの一つです。
屋根のことで気になることがあれば、無理にご自身で屋根に上がらず、まずはご相談ください。

前の記事 : 台風の後、雨漏りしていなくても屋根の点検をおすすめします
次の記事 :







施工事例













