2026/08/17
雨漏りしている場所が、原因とは限りません

「天井から雨が落ちてきたので見てほしい」
雨漏りのご相談では、まず室内の水滴が落ちている場所を確認します。
でも、実際に雨漏りの原因になっている場所が、室内で雨漏りしている場所とは限りません。
屋根の上では、雨水が思っている以上に移動することがあります。
そのため、雨漏りしている場所だけを見て、「ここから水が入ったんだろう」と決めつけてしまうと、原因を見誤ることがあります。
瓦だけが原因とは限りません
雨漏りというと、「瓦が割れているのでは?」と思われる方も多いと思います。
もちろん瓦の割れやズレが原因になることもあります。
しかし、実際の現場では、瓦ではなく壁やサッシから雨水が入っているケースもあります。
屋根と外壁、サッシなどはつながっています。
雨水がどこから入り、どこを通って室内まで来ているのかを考えながら原因を探す必要があります。
雨水の流れを見る
雨漏りの原因を調べるとき、私が特に見るのは雨水が流れる場所です。
屋根の形状によって、雨水が集まりやすいところがあります。
また、過去に似たような雨漏りが起きた現場で、原因になっていた場所を参考にすることもあります。
屋根の形状によっては、雨漏りが発生しやすいポイントが2~3ヶ所あることもあります。
そのため、雨漏りしている場所だけを見るのではなく、屋根全体の形や雨水の流れを確認します。
「ここが原因」と決めつけないこと
雨漏り調査で大切にしているのは、最初から原因を一つに決めつけないことです。
「ここが怪しい」と思っても、他にも原因になりそうな場所がないか確認します。
実際の現場では、「まさか、こんなところから?」と思うような場所から雨水が入っていることもあります。
だからこそ、目に見えている症状だけで判断しないようにしています。
その部分だけ直せば、本当に止まるのか?
お客様から、
「この部分が悪いと思うので、ここだけ直してください」
と言われることもあります。
そのときも、まず考えるのは、
「本当にその部分だけを直せば、雨漏りは止まるのか?」
ということです。
もし他にも原因になる可能性がある場所があれば、そこも確認します。
せっかく修理をしたのに、また雨漏りしてしまったら、お客様にも負担をかけてしまいます。
だからこそ、原因を一つに決めつけず、可能性のある場所を一つずつ確認することが大切だと考えています。
雨漏りは「水が落ちている場所」から考えるだけでは分からない
雨漏りは、屋根の中でも特に難しい修理の一つです。
雨水は高いところから低いところへ流れますが、屋根の形状や瓦、板金、壁などの状態によって、思わぬ方向へ回り込むことがあります。
だから私は、雨漏りを見たときには、
「ここが原因だ」と決めつけず、他にも可能性がないかを見る。
そして、
「この部分だけを直せば、本当に雨漏りが止まるのか?」
を考えるようにしています。
雨漏りでお困りの場合は、雨漏りしている場所だけを直すのではなく、原因をきちんと確認してから修理することをおすすめします。
貞瓦店では、屋根の形状や雨水の流れ、過去の事例なども考えながら、雨漏りの原因を探しています。
「雨漏りしているけど、どこが原因なのか分からない」
そんなときは、まず屋根の状態を確認してみてください。

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